波島保育園

施設概要
【物件名】 | 波島保育園 改築工事 |
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【発注者】 | 社会福祉法人宮崎福祉会 |
【主要用途】 | 保育所 |
【所在地】 | 宮崎県宮崎市波島2丁目12番27号 |
【用途地域】 | 第1種住居地域 |
【構造】 | 鉄筋コンクリート造 2階建て |
【敷地面積】 | 敷地面積 1248.68m2 |
【延床面積】 | 延床面積 971.92m2 (294坪) |
【建築面積】 | 建築面積 547.41m2 |
【施工】 | 株式会社マスジュウ |
【工期】 | 着工 R4年12月1日 竣工 R6年3月19日 |
設計コンセプト
築40年を迎える保育園の建替え計画です。敷地のある波島地区は、沖縄からの移住者が多く暮らした歴史ある地域で、周辺は4m幅員道路の住宅地となっています。
保育園を各機能毎にまとめた箱体の集合として計画し、それらを積み重ねたり、ずらして配置することで、建物のボリューム感を分割し周辺の住宅地に調和するよう配慮しています。また、箱体が積み重なった外観は「おもちゃ箱」を想起させ、子供たちの楽しみが詰まった園舎となるよう意図しています。宮崎の青い空に映える白いタイルを基調とし、波島地区の歴史性を踏まえた沖縄地方の赤瓦のような色合いの漆喰壁をアクセントに用いました。
中に入るとエントランスから一ッ葉の松林まで視線が抜けるように配置した「えほんホール」が出迎えてくれます。えほんホールには階段下のあなぐら空間や本棚と一体となったベンチ等を設け、子供たちが日常的にたくさんのえほんに触れることのできるスペースとしています。
えほんホールには吹抜け階段があり、この保育園の軸となる空間として位置づけました。吹抜けにはハイサイドライトからの光が降り注ぎ、明るく一体感のある空間とすることで、さまざまなコミュニケーションが誘発されることを期待しています。
内部空間では視線の先々にシナ合板の壁面が現れ、木のぬくもりをより感じられる構成としています。各保育室はクラス毎の動物に合わせた色を決め、それぞれの部屋のアクセントカラーとして家形にくり抜いた水回りやカーテン、扉などに配色し、クラスの性格付けをしています。
2階のランチホールには大きな窓を設け、一ッ葉の松林が視界に広がるこの土地ならではの景観を享受できる計画としました。
保育園を各機能毎にまとめた箱体の集合として計画し、それらを積み重ねたり、ずらして配置することで、建物のボリューム感を分割し周辺の住宅地に調和するよう配慮しています。また、箱体が積み重なった外観は「おもちゃ箱」を想起させ、子供たちの楽しみが詰まった園舎となるよう意図しています。宮崎の青い空に映える白いタイルを基調とし、波島地区の歴史性を踏まえた沖縄地方の赤瓦のような色合いの漆喰壁をアクセントに用いました。
中に入るとエントランスから一ッ葉の松林まで視線が抜けるように配置した「えほんホール」が出迎えてくれます。えほんホールには階段下のあなぐら空間や本棚と一体となったベンチ等を設け、子供たちが日常的にたくさんのえほんに触れることのできるスペースとしています。
えほんホールには吹抜け階段があり、この保育園の軸となる空間として位置づけました。吹抜けにはハイサイドライトからの光が降り注ぎ、明るく一体感のある空間とすることで、さまざまなコミュニケーションが誘発されることを期待しています。
内部空間では視線の先々にシナ合板の壁面が現れ、木のぬくもりをより感じられる構成としています。各保育室はクラス毎の動物に合わせた色を決め、それぞれの部屋のアクセントカラーとして家形にくり抜いた水回りやカーテン、扉などに配色し、クラスの性格付けをしています。
2階のランチホールには大きな窓を設け、一ッ葉の松林が視界に広がるこの土地ならではの景観を享受できる計画としました。
ギャラリー