白鳥温泉上湯
施設概要
【物件名】 | 令和4年度 白鳥温泉上湯 改修設計業務委託 |
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【発注者】 | えびの市 |
【主要用途】 | 簡易宿泊所 |
【所在地】 | 宮崎県えびの市末永1470 |
【用途地域】 | 指定なし |
【構造】 | 木造 |
【敷地面積】 | 敷地面積 6,444.79m2 |
【延床面積】 | 延床面積 620.04m2 (17.6坪) |
【建築面積】 | 建築面積 560.04m2 |
【施工】 | 施工 建築:株式会社 大正水流 電気・管:(有)福重電気水道社 |
【工期】 | 着工 R3年10月27日 竣工 R4年3月24日 |
設計コンセプト
今回の計画は主に浴室・エントランス周りと屋根の改修工事で、これまでの歴史を継承するように行っています。
浴室は、床・腰壁に既存の鉄平石が張られており歴史の移ろいを感じるため、あえて手を付けない計画としています。壁には、来客の方に木の温もり感じて寛いで頂くために『ヒノキ』の板張りとしています。浴槽自体も木の温もりに加え、これまでの歴史の風格を感じる設えとするために笠木を『ヒノキ』の無垢材とし、これまでの歴史の風格を感じる設えとしています。
また、浴室から眺められる絶景の山並みに対し、窓の真ん中で風景を阻害していた柱の位置を変更することで、風景を綺麗に眺められるようになり、来客の方によりえびの市の雄大な自然を感じて頂けるように計画しています。
エントランス周りは、ラウンジでお土産などを楽しむ『動の空間』と暖炉で寛ぐ『静の空間』と位置付け、空間の特性に合わせてラウンジエリアと暖炉エリアと床の表情を切り替えています。
また、暖炉エリアは火の粉が飛んでも耐久性のある高圧メラミンフロアタイルとしています。
屋根の改修は、周りの緑豊かな環境と既存の板張り仕上げの外壁と調和するように、いぶし銀のガルバリウム鋼板横葺き仕上としています。