五ヶ瀬町子育て支援施設
施設概要
【物件名】 | 五ヶ瀬町子育て支援施設 新築工事 |
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【発注者】 | 五ヶ瀬町 |
【主要用途】 | 保育所+子育て支援センター |
【所在地】 | 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町 |
【用途地域】 | 用途地域の指定のない区域 |
【構造】 | 木造 平屋建て |
【敷地面積】 | 5,300.96m2 |
【延床面積】 | 1,039.45m2(屋外プール含)(314.43坪) |
【建築面積】 | 1,124.30m2 |
【施工】 | 矢野・藤本JV |
【工期】 | 着工 H23年4月 竣工 H23年10月 |
設計コンセプト
町内にある3つの保育所の統合、五ヶ瀬町初の子育て支援センターが一体となった子育て支援施設の新築計画です。
敷地は五ヶ瀬町のGパーク内にあり、敷地北には400mコースを持ったスポーツ公園、西には中高一貫学校、東には町営球場と体育館のある五ヶ瀬の文化・教育の中心地となる場所に位置しています。基本設計当初より、県の木材利用に対する補助を活用することとし、五ヶ瀬町有林の杉材を用いる事を条件に計画を進めました。
冬にはマイナス10℃にもなる厳しくも豊かな自然環境の中で、子供達がのびのびと育つことのできる、安全で周辺の風景に溶け込むような、柔らかな建物を目指しました。
敷地は五ヶ瀬町のGパーク内にあり、敷地北には400mコースを持ったスポーツ公園、西には中高一貫学校、東には町営球場と体育館のある五ヶ瀬の文化・教育の中心地となる場所に位置しています。基本設計当初より、県の木材利用に対する補助を活用することとし、五ヶ瀬町有林の杉材を用いる事を条件に計画を進めました。
冬にはマイナス10℃にもなる厳しくも豊かな自然環境の中で、子供達がのびのびと育つことのできる、安全で周辺の風景に溶け込むような、柔らかな建物を目指しました。
■ 木造らしさを表現した、周辺に溶け込む透明感のある外観デザイン
■ 周辺の山々と呼応するシンプルで迫力のある屋根形態
■ ホールや廊下等、内と外との繋がりを感じられる動線計画
■ 木板を多用し、落ち着いた色彩計画による温かみのある空間
■ 厳しい自然環境に対応した設備計画
恵まれた自然環境を生かすために、外部空間を取り込みやすくするためデッキスペースを大きく配置しました。スライディングウォールを用いた多目的ホールでは、保育室と一体となった活用が可能で、発表会など、大勢の人を招くイベントにも対応できる計画としています。保育室には寒さ対策の為、全室に床暖房を設置し、逆に冷房設備は扇風機のみとなります。
伸びやかな大屋根の下で、元気いっぱいな子供達が駆け回る。木肌を多く感じられるこの建物は、子供を大切にする五ヶ瀬町の新たなランドマークとなることでしょう。
入口ロータリーに植えられたヒマラヤ杉が、子供達の成長を見守っていきます。